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センブリとセントーリー|ケンタウルス由来の薬草が持つ癒しの力とは?
センブリとセントーリーとケンタウルスの関係 民間薬として有名ですが、漢方薬に配合されない薬草にセンブリがあります。その名前は千回振り出しても(抽出しても)まだ苦い事に由来するとされます。 また良く効く薬草という意味の当薬という別名もありま... -
Barで薬膳 |杏仁とアマレットで楽しむ心と体のセルフケア
Barで薬膳 杏仁とアマレット 薬膳の知識を肴に美味しくお酒を飲むコラム。 今回は杏仁とアマレットを取り上げてみます。杏仁は杏の種の仁で、杏仁豆腐でおなじみです。アマレットというイタリア産のリキュールに杏仁が配合されています。 アマレットを牛... -
医の旧字『醫』に隠された治療の本質とは?漢字から読み解く医療の起源
醫の漢字の成り立ち 医の古い字に醫の字があります。醫の字の成り立ちは医、殳、酉の3つのパーツに分けて以下の様に説明される事が多いです。 医は外科切開に使った鏃(やじり)の入った箱、殳は手術器具あるいは徒手療法、酉は薬酒を意味するという説や... -
鍼の漢字に込められた意味|気を動かし、封じ、感じる治療の本質
鍼の漢字の成り立ち 鍼灸には針ではなく鍼の字を使う事が多いです。今回は「鍼」の字の成り立ちについて解説してみようと思います。 「鍼」は金+咸から成ります。 「咸」はさらに、口+戌に分解できます。 「口」は人の口。あるいは大事なものを入れる箱... -
お灸の「灸」の漢字の成り立ちとは?「久」の意外な意味と由来を解説
お灸(久)の漢字の成り立ち 灸の漢字を分解すると、灸=久+火 となります。 灸の古字は久であったとされます。 久の字は古代の漢字辞典、説文解字に以下のように説明されています。 説文解字にある「久」の字 「後ろよりこれを灸す 人の兩脛(すね)の... -
「ウナギ」から脱却!土用の丑の日におすすめの漢方・薬膳・鍼灸養生法
土用の丑の日の「かんぽう」と「しんきゅう」 土用の丑の日にウナギを食べるようになったのは平賀源内のコマーシャル戦略が発端と言われます。 ウナギは美味で日本の伝統的な食文化ですが、資源管理の点からは赤信号が灯っています。 我々はいつまでも江戸...