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コラム
七夕と朝顔:日本の伝説と漢方の関係
七夕と朝顔と漢方のお話 もうじき七夕です。今年の七夕はお天気が晴れて二人が会うことができるでしょうか。 ちなみに七夕に降る雨のことを催涙雨と呼ぶそうです。 日本では雨で会えない悲しみの涙ととらえることが多いですが、 韓国では七夕の雨は一年ぶ... -
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ニキビと漢方:五行から見る漢方治療
ニキビと漢方 漢方外来をしているとニキビの相談が時々あります。 今回はニキビのできた場所や色から病んだ五行、五臓を推察し、治療する方法を紹介します。 木火土金水の五行の図は五角形の形で表されることが多いですが、以下に示すように、中心に土を置... -
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令和版 葛根湯医者:風邪、頭痛、肩こりから二日酔いまで、『葛根湯をどうぞ』
令和版 葛根湯医者 葛根湯は日本で一番有名な漢方薬の一つです。 江戸時代にも良く使われていたようで、どんな病気にも葛根湯を出す藪医者を揶揄した「葛根湯医者」という古典落語があります。 風邪にも、腹痛にも、頭痛にも、何にでも葛根湯の一点張り。... -
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第74回 日本東洋医学会学術総会 2024 (於:大阪国際会議場) で発表をしてきました
第74回 日本東洋医学会学術総会 2024 (於:大阪国際会議場) で発表をしてきました。 痔核手術後の疼痛や浮腫による一時的な便秘に対して、漢方薬を処方する場合の工夫について学会発表をしてきました。質疑応答も充実し、実りの多い学会参加と... -
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「良薬は口に苦し」の意味:忠言と治療のバランス
「良薬は口に苦し」と言いますが・・・。 「良薬は口に苦し」という孔子の有名な言葉があります。この言葉は以下のように続きます。 「良薬は口に苦けれども病に利あり、忠言は耳に逆らえども行いに利あり」 (良い薬は苦いけれど病気に良く効く。良い忠告... -
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お茶の歴史と効能:神農から現代まで
お茶と漢方 新茶の季節となりました。今年はお茶屋さんが大谷翔平のスポンサーになった事もニュースになりました。 身近な飲み物となったお茶ですが、貴重な薬としての長い歴史もあります。 今回のコラムでは薬としてのお茶の歴史を少し書いて見ようと思い...