第73回 日本東洋医学会学術総会2023に参加してきました 於:福岡国際会議場
第73回 日本東洋医学会学術総会 於:福岡国際会議場
日本東洋医学会学術総会2023に参加してきました。今年は福岡での開催でした。
高名な先生方のお話を聞けて良い刺激となりました。今回勉強したことを早速診療にフィードバックしようと思います。
つい漢方熱が高まりすぎて診察がしつこくなったらごめんなさい。
今回の学会が開催された九州は漢方医の層が厚いです。
腹証図解漢方常用処方解説 高山 宏世
漢方事始め 織部 和宏
はじめての漢方診療 症例演習 三潴忠道
漢方123処方臨床解説―師・山本巌の訓え 福冨稔明、 山方勇次
これらは私が漢方を勉強した本ですが、九州ゆかりの先生方が執筆されています。
またそれぞれの先生が勉強会を主催し、若手が育ち現在第一線で活躍されています。
今回の学会ではベテランの先生から若手への一言アドバイスがありました。「良い師匠につくこと」「古典を読むこと」。多くの先生が上記2点を強調されていました。
九州にはこのどちらの土壌もそろっているのだなとお話を聞いて実感しました。
そして我々東海勢も頑張らねばと思いました。
鉄は熱いうちに打て。帰宅後に早速、読みかけて挫折していた古典を引っ張りだしました。
最近の漢方ブームでわかりやすい入門書は充実していますが、中級から上級向けの新しい良い書籍が少ないのが現状です。
レベルアップには古典や中国語の書籍の勉強が必要です。目指せ上級者!!
おまけ
日帰りで行ったのでバタバタしましたが、博多駅を少し探検できました。
さすがアジアの玄関口。活気がありました。旅の思い出話を少し。
めんたいこ
明太子をカラスミ風に加工した「博多 乾熟明太:(辛子めんたいこ 海千)」という商品がありました。
旨口と辛口があり、試食すると旨口はねっとり濃厚、辛口は余韻の長い刺激的な辛さで、いかにもお酒がすすみそうな味でした。
辛子明太子より刺激的な辛さで、聞くとハバネロで味付けをしているそう。
値段も手頃、ほんのひとかけらでお酒がたっぷり飲める。さらに常温保存可能で、ぺたんこに干されているのでかさばらない。
これはずぼらな酒飲みのお土産にぴったり。迷わず購入しました。
ひよこまんじゅう
東京のお土産と思っていました。福岡発祥だったのですね。
豚骨ラーメン
博多駅構内の博多めん街道には10軒ほどの豚骨ラーメン屋が入っており、九州人の豚骨愛に驚きました。豚骨初心者の私は比較的あっさりしていそうなお店に入りました。
コクがあるけどクドくない、ちょうど良い濃度のスープがしっとりと体に染みました。
少し固めの細麺がシコシコ軽く、あっさりおいしかったです。二日酔いの朝でもいけそうです。
こうなると、こってり系や辛そうな店、モツ入り、九州なのにどさんこ?などの変わり種も攻めてみたいところ。
禁断のラーメン屋のハシゴを覚悟したところで帰りの新幹線の時間。残念ながらタイムアップでした。
おまけのおまけ
東海人のソウルフード、スガキヤ。私も大好きですが、他県民からの評価は厳しいようで・・・。
ずっと豚骨ラーメンだと思っていましたが、九州出身の妻に「あれは豚骨ラーメンではない。」と言われて撃沈したことを本場の豚骨ラーメンをすすりながら思い出しました。
熟考の結果、最近ではスガキヤは豚骨ラーメンより沖縄そばに近いかもという結論に達していますが、どうでしょうか。
スガキヤの軽さがちょうどよく、セントレアのフードコートにスガキヤが入ればよいのにと思う今日この頃です。