令和6年甲辰・三碧木星年:新たな挑戦への道
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2024年 令和6年 甲辰・三碧木星の年
立春を過ぎました。東洋の暦では立春を年の変わりの節目とする考え方があります。
2024年の十干、十二支、九星は甲辰・三碧木星の年となります。
簡単にそれぞれの意味を解説してみます。
- 甲: ヨロイの意味。種の殻を破って芽が出る形。物事の始まり。
- 辰: 伸、震の意味。伸長、発展のエネルギー。
- 三碧木星: 朝日の昇る東の空の青色。春雷。若さ、青春のイメージ。
今年は「新しいことに挑戦をするのに適した年」と言えそうです。
令和6年、甲辰・三碧木星年の加納渡辺病院の目標をいくつか挙げてみます。
- 若い人材を活用し新しいことに積極的に挑戦をする。
- DX化の推進。「雷」は電気を表す。電子化にスピード感を持って対応をする。
- 災害に強い病院造り。「震」は地震、天災を表す。BCPを再点検し災害に備える。
- 接遇の向上。「木」は怒りを表す。アンガーマネジメントを活用して雰囲気の良い病院を目指す。
- 医療安全の強化。「震」は争い、詐欺の意味も有する。サイバーセキュリティー等を強化する。
などなど。
「雷」は「声あって形なし」とも表現されます。つまり威勢はよいが成果を伴わないことがあると言うことです。
新しい挑戦を成果に結びつけることが出来るかどうかは、老練で有力な指導者や助言者の協力が不可欠です。
暴走せず、各方面からの助言を仰ぎながら、着実に変革を進めていきたいと思います。
私個人の目標も載せておきます。
鍼灸の古典「霊枢」に「鍼の効果は風が雲を散らして青空となる様だ」という一節があります。
どんよりとした曇り空の様な不調を吹き飛ばして、朝の青空の様なさっぱりとした状態に近づけられるような医療を提供したいと思います。
三碧木星にちなんで初心に帰って青臭い目標を立ててみました。
最後に、
易卦では震為雷が相当します。卦辞の私なりの意訳を載せておきます。
動けば何とかなる。試練の連続でしんどいけれど、乗り越えて笑い話にできる日が来る。備えあれば憂いなし。
2024年、令和6年、甲辰三碧木星年が良い年となりますように。
書いた人
岐阜市 加納渡辺病院
外科専門医・漢方専門医 渡邊学