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防風通聖散 vs 補中益気湯:医者の性格が生んだ漢方薬の違い

2024 10/24
コラム
2024年10月24日
目次

防風通聖散と補中益気湯 医者の性格と処方の関係

有名な漢方薬に防風通聖散と補中益気湯があります。世間一般では防風通聖散はダイエット、補中益気湯は疲労回復のイメージだと思います。ベクトルが真逆でコインの表と裏の様な処方です。

ところで、この二つの薬がいつ頃に作られたのかご存じでしょうか?答えは中国の金元時代、日本では鎌倉時代から室町時代にあたります。800年近い歴史を持つロングセラーなのです。

金元時代は中国で医学が発達した時代であり、金元四大家という4人の有名な医者を輩出しました。それぞれの得意とした治療法と医者の性格、活躍した気候風土、時代背景に特徴があり、面白いので少し紹介をしてみます。

劉完素 (寒涼派)

防風通聖散を創薬しました。病気の原因は火(炎症や熱)にあると考え、熱を冷ます薬を重視しました。防風通聖散も熱を汗、尿、便から排出するデトックスの薬です。

金元時代は北方民族が中国を征服した時代でもあります。こってりした酒食を好み、体の頑健な北方民族に劉完素の寒涼薬が適したようです。劉完素の逸話を一つ紹介します。

劉完素が勉強に行き詰まった際に道士が夢の中に現れ、酒をすすめられました。いくら飲んでも酒が尽きることがありません。

たらふく飲んで夢が覚めてもまだ酔い心地でしたが、その瞬間に何らかの悟りを得て勉学が前進したというエピソードがあります。酔えば酔うほど強くなる酔拳みたいな話ですね。

張子和 (攻下派)

病邪を排出すれば自ずと体力も回復すると考え、汗、吐、下の攻撃的な瀉法を重視しました。

性格は豪放でざっくばらん。詩、酒を好んだとあります。太医(皇帝の侍医)に任命されるも、その性格が災いしたのか誹謗に遇い、間もなく太医を辞し、晩年は不遇であったようです。

高貴な人間は体力が強くなく、色々注文、制約も多く、強い瀉法は嫌われたのかもしれません。

李東垣 (補土派)

補中益気湯を創薬しました。豪快な前2者と比較して真面目な天才です。

お金持ちの家に生まれ、女性にお酌された酒を吐き出してしまうほど生真面目だったようです。戦乱、疫病でばたばた人が死ぬ時代に活躍しました。

弱った人間には従来の瀉的な治療は逆効果であり、体力を養う補的なアプローチが重要であると考えました。体力が付けば自ずと病邪も排出されると考え、補中益気湯を始めとする人耆剤を重視しました。

朱丹渓 (養陰派)

科挙を目指した神童タイプで、1日に千個の漢字を覚えたと言われます。

粗衣、粗食を保ち70歳を超えても精力に満ちていたそうです。4人の中で一人だけ南方の出身です。暖かい気候のため、熱病で脱水になった患者が多かったのでしょうか。

滋陰降火という潤いを与えて熱を冷ます、陰を補う治療を重視しました。現代における点滴補液や更年期のホルモン補充療法などが近い印象でしょうか。

防風通聖散は夢の酒で覚醒した豪快な劉簡素が、補中益気湯は女のお酌を吐き出す生真面目な李東垣が創薬したというのは処方に性格が表れていて面白いと思います。

医者の性格、活躍した時代背景、気候風土で診療のスタイルが大きく変わる事がお判りいただけたと思います。

性格が豪快な医者は豪快な瀉法、穏やかな医者は優しい補法が得意になる傾向にあるようです。

また「類は友を呼ぶ」で医者の性質、キャラクターに似た患者が集まる傾向にあるとも言えます。私自身はどちらかというと穏健で補法寄りの医者だと思います。

私の治療でうまくいかない場合は、豪快で瀉法を得意とする友人を紹介するようにしています。

参考にしたホームページ

医史学の真柳研究室

古代中世日本の医学(奈良平安時代の医学,医疾令,典薬寮,鎌倉室町時代の医学)

 

書いた人

岐阜市・加納渡辺病院

外科専門医・漢方専門医 渡邊学

コラム
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