心の癒し:バッチフラワーと栗の花の力
栗とバッチフラワー “Be optimistic”
バッチフラワーとは
有名な代替医療の一つにエドワード・バッチ博士が開発したバッチフラワーがあります。花のエッセンスで心を整え、自分を癒す方法とされます。美しい音楽が人を勇気づけるように心に作用するとも表現されます。
バッチフラワーでは心の状態を38種類の花に振り分けています。私は自分の心の健康診断に時々使っています。自分の気持ちに近い花を選び、花の写真を眺めます。そしてその花の心理状況に対する先人の解説や寸言、格言を読みます。きれいな花の写真に癒され、先人の言葉に勇気をもらいます。
栗の花(Sweet Chestnut)
栗の花も38種類のバッチフラワーのひとつに選ばれています。英語では ”Sweet chestnut” と言います。
“Sweet chestnut” は絶望した状態に希望の光を与えるレメディーとされます。
海外の製品のラベルにはBe optimistic(楽天的であれ)と表記されていました。
絶望の時にも希望を失うなという意味でしょうか。
「明けない夜はない」
「神は越えられない試練は与えない」という格言も添えられていました。
日本ではイガグリのイメージが強いですが、バッチフラワーでは花を扱います。
栗の花は写真のように咲きます。
ふさふさで豪華な花の形から、英国では『luxury (豪奢)』の花言葉があるそうです。
希望の光、絶望からの再生という意味ではフェニックス、不死鳥もイメージできます。栗の花がフェニックスの尾に見えるのは私だけでしょうか。
最後におまけのクイズです。
栗(sweet chestnut)に関連した楽器がありますがなんでしょうか?
答えはカスタネットです。
チェストナットとカスタネット。何となく似ていませんか。カスタネットの形が栗に似ている、あるいはカスタネットが栗の木からつくられたことに由来しているそうですよ。暗い気持ちになったらカスタネットをたたいて少し騒ぐのもありかもしれませんね。
書いた人
岐阜市・加納渡辺病院
外科専門医・漢方専門医 渡邊学