
七草粥の驚くべき健康効果とは?「粥有十利」と食養生から紐解くお粥の魅力
七草粥と薬膳。粥有十利、お粥に10の功徳あり。
2026年も1週間が経過しました。皆さんは七草粥を召し上がられたでしょうか。みずみずしい七草粥は胃腸がきれいになる感じがします。
私は最近、食養生と薬膳の基本としてお粥の勉強をしています。
帯津良一先生の著書「美味しい、おかゆ」を参考にさせて頂いています。帯津三敬病院では漢方粥を病院食として提供しているそうです。書籍に出てくるお粥はどれも体に良く、美味しそうですが、その中で帯津先生が一番好きなのが七草粥だそうです。様々なお粥を研究された先生が太鼓判を押されており、七草粥の魅力を再認識しました。

漢方の本ではありませんが、高野秀行氏の著書「辺境メシ」にミャンマーのワ族の主食であるモイックという菜っ葉と唐辛子のお粥の話が出てきます。菜っ葉の種類は違うと思いますが、七草粥の親戚の様なものだと思います。ワ族の人はほとんどモイックだけで生活しているが、過酷な農作業をこなしているそうです。モイック≒七草粥を食べると力が出るようです。

九州出身の妻が作る七草粥は七草の他に餅やかまぼこが入っており、お粥というより炊き込みご飯の様です。ずっしりと食べ応えがあり、みずみずしいお粥とは違った美味しさがあります。七草粥にも地域差があり調べてみると面白いです。

七草粥についてあれこれ書いてみました。
最後にお粥の効能をたたえた「粥有十利」を引用しておきます。
粥有十利
【1】色(血色をよくする)【2】力(力がみなぎる)【3】寿(寿命を延ばす)【4】楽(体が楽になる)【5】詞清辯(ことばがはっきりする)【6】宿食除(胸やけが治る)【7】風除(風邪をひかない)【8】飢消(飢えをなくす)【9】渇消(のどのかわきをいやす)【10】大小便調適(便通がよくなる)
お粥は薬と言っても過言ではないと思います。その中でも七草粥は魅力的なものの一つです。ぜひ生活に取り入れてみて下さい。1月7日だけでなく、ミャンマーのワ族のように毎日食べても良いと思いますよ。
岐阜市・加納渡辺病院
外科専門医・漢方専門医 : 渡邊学



