ハイビスカスの鉢植え：心を火照らせる夏のエネルギー源

ハイビスカスと漢方

ハイビスカスの鉢植えを買いました。

色鮮やかな大輪の花を次々にポンポンと咲かせて楽しませてくれます。

一日で花が落ちてしまうのは残念ですが、そのはかなさも含めて、打ち上げ花火みたいで夏向きの花だと思います。

東洋医学では夏の五行は火、五臓は心、五色は赤、五志は喜びです。

真っ赤なハイビスカスを見ていると、心が火照り活力が沸いて、ワクワクしてきます。気分は夏の沖縄です。

熱中症予防にクーラーの効いた部屋で涼むのも大事ですが、夏を楽しく満喫し冬に向けて陽気を蓄えることも大切です。夏に陽気を蓄え、冬の病気を予防することを「冬病夏治」と呼びます。ビビッドでエネルギッシュなハイビスカスを愛でて夏のエネルギーを充電して冬に備えましょう。

夏向きの漢方茶にハイビスカスティーがあります。観賞用のハイビスカスとは種類が異なり、食用のハイビスカスはローゼル種と呼ばれます。

ローゼル – Wikipedia

漢字では洛神花と書きます。発音はローシェン。ローゼルの音を模した漢字表記です。洛神という女神がいて、ダブルミーニングとなっています。「ハイビスカスと女神」なかなか洒落ていますよね。

洛神茶（ハイビスカスティー）は鮮やかな赤色で酸味があります。赤は夏の色で、酸味には汗を止める作用があるとされます。夏にぴったりのお茶で、火照った心に活力を与えてくれます。美人の代表クレオパトラも飲んだとか、飲んでいないとか（諸説あり）。多汗症の漢方で紹介した夏のドリンク酸梅湯にもブレンドされることがあります。

余談ですがビール党の私は夏にはオリオンビールを良く飲みます。最近飲んだオリオンビールの缶にハイビスカスがプリントされていて嬉しくなりました。春の桜の花見も好きですが、夏のオリオンビールとハイビスカスも最高です！！