ヘリコプター救助訓練に思う災害対策と医療
稲沢サンドフェスタで名古屋市消防航空隊の防災ヘリコプターによる水難救助訓練を見ました。
ヘリコプターを間近で見ることができ、ヘリコプターのカードをもらい、子供たちはとても喜んでいました。
隊員の皆さんはキビキビと活動し、質問にも丁寧に答えておられ、爽やかで格好良かったです。
水難救助訓練では木曽川に浮かべた人形をヘリコプターで鮮やかに救助していました。プロペラの音と水面の波紋が思った以上に迫力がありました。
ヘリコプターには名前がついていて、名古屋市は「のぶなが」、「ひでよし」、「わかしゃち」。岐阜県は「若鮎」だそうです。
高山に赴任していた時に山で負傷してドクターヘリで運ばれてきた患者さんの対応をしたことを思い出しました。また重病人を岐阜や愛知に搬送もしてもらいました。
警察庁の報告では2023年は夏山での遭難者数が809人で過去最高でした。年齢別では60歳代(22.4%)、70歳代(20.4%)、50歳代(18.8%)の順になっています。
秋の行楽シーズンに入りましたが、連日のように遭難の記事が出ています。無理のない登山を心がけましょう。そして全国の救助隊の皆様ご苦労様です。
救助訓練を見て、当院においても災害医療についてBCP(事業継続計画)の策定を踏まえて再度検討をしようと思いました。
またキビキビ動く隊員の皆さんを見て、救急外来でもできるだけ協力しなくてはならないなと思いました。