
私のパワースポット・岐阜市のマンホール
岐阜市のマンホールの模様が気に入っています。太枠の円の中に鵜と鮎が泳ぐ鵜飼の様子が描かれています。
また連続する六芒星は鵜飼に使う鵜籠の籠目文様で、中心には岐阜市の市章の「井」のマークが書いてあります。私はそれぞれの文様にちょっとした意味を持たせてパワースポットに見立てています。簡単に紹介してみます。

鵜
「鵜の目鷹の眼」という言葉があります。獲物を狙う鋭いハンターの目の意味です。鵜の目にあやかって、病気に対する鋭く確かな診断眼を得たいと考えます。

鮎
鮎は魚に占の字が示すように、占いに使用されたエピソードがあります。神功皇后が戦勝を占って釣れた魚が鮎であり、吉兆を示す魚とされます。清流の女王から幸運を頂きます。

籠目
鵜飼に使う鵜籠の模様があしらわれています。六芒星の連続は籠目とよばれ魔除けとされます。またバッチフラワーでトラウマを緩和するとされるスターオブベツレヘムも六芒星の形をしています。傷ついた時のプロテクション、避難所をイメージします。


井
中央にある「井」の字は岐阜市の市章です。岐阜の昔の名前が井の口であった事に因んでいます。「井」の字は九字、九星を表すドーマンと同様の魔除けの意味を持つとも言われます。また清らかな水の湧き出る井戸は村の中心にあり村人を潤してきました。
加納渡辺病院も井戸の様な地域住民のライフラインを目指したいと考えます。

蛇の目
外周の太線の円から「蛇の目」文様を連想します。蛇の目は邪悪なものを睨み撃退する魔除けです。また円が魔法陣のようにも見えます。結界を張り邪を撃退します。

私は時々病院の前のマンホールの上に少し立ち止まって加納渡辺病院と加納城址を見まわします。魔法陣、あるいは昔遊んだRPGのセーブポイントに立っているイメージをします。
マンホールの模様から色々連想をして遊んでいるというコラムでした。
書いた人
岐阜市・加納渡辺病院
外科専門医・漢方専門医 渡邊学