
おちょぼ稲荷の冬の味覚「鮒みそ」と、知られざる鮒の薬膳パワー
千代保稲荷神社(おちょぼ稲荷)と
鮒みそと薬膳
岐阜県海津市にある千代保稲荷神社(おちょぼ稲荷)にお参りに行きました。
定番の串カツもおいしいですが、冬の時期の私のお目当ては寒鮒(かんぶな)で仕込んだ「鮒みそ」です。
東海地方の郷土料理「鮒みそ」
鮒みそは、鮒と大豆を味噌で煮込んだ東海地方の郷土料理です。じっくり煮込まれた鮒は頭も骨も食べられます。
一緒に煮込まれた大豆に鮒のコクと旨味がしみ込んで美味しいです。鮒の姿形があるもの、ほぐし身のもの、大豆の多いもの少ないものなどバリエーションがあります。
私は子持ちの鮒が一匹入って、大豆が多いものが好きです。
串カツと鮒みそをお土産に買って帰り、私は晩酌をし、子供たちはご飯を食べます。
薬膳食材としての「鮒」
鮒は薬膳食材でもあります。
中国の内陸部で発達した薬膳では、魚といえば川魚でした。その中でも鮒は栄養豊富でおいしい魚の代表とされました。
胃腸を養い、体を温め、元気を出す。
母乳の出を良くし、むくみを取る等とされます。
鮒の薬膳スープの提案
「鮒と小豆のスープ」が薬膳料理として有名です。
薬としてスープを飲む場合は塩を使わないそうですが、鯉こく風に味噌で味付けするとおいしそうです。
鮒は小骨が多いので、骨ごとミンチにしてつみれ汁にすると食べやすいかもしれません。
おちょぼ稲荷の川魚屋さんが研究して、おいしく仕立ててくれませんかね。
- 女性には:冷え、浮腫み、乳汁不足に効果あり
- 男性には:二日酔い防止に効果あり
薬膳スープとして人気が出るかもしれませんよ。
韓国のフナ焼き「プンオパン」
韓国にも日本のタイ焼に似た「プンオパン」というスイーツがあります。プンオパンのプンオは鮒のことで、韓国ではタイ焼きではなくフナ焼きなのだそうです。
日本のタイ焼きより少し小ぶりで、アツアツで冬の風物詩なのだとか。
おちょぼ稲荷には美味しいタイ焼き屋さんがありますが、ミニサイズのプンオパン(フナ焼き)も出したらタイ焼きとは差別化でき、川魚つながりで話題になるかもしれません。
フナは群れてくっ付いて泳ぐことから「鮒」の漢字となったという説もあります。
「くっ付いて泳ぐのが好きな鮒なので、一匹ではなくたくさん買ってね」と宣伝すると良いかもしれません。
身近な薬膳食材としての見直し
鮒は小骨が多いのが欠点とされ、よく煮込んで骨を柔らかくする料理法がとられます。
しかし最近では遺伝子操作で骨の少ない鮒が開発されたり、餌を工夫して骨の柔らかい鮒を飼育する研究もされているようです。
ウナギやノドグロといった高級魚の養殖がニュースになりますが、
身近な薬膳食材として鮒を見直してみてはいかがでしょうか。

