
沢天夬 決断の時 〜 迷いを決し去り、決断するエネルギー 〜
沢天夬 決断の時 〜 迷いを決し去り、決断するエネルギー 〜
沢天夬は、陽のエネルギーが陰を消し去る瞬間を表した卦(け)であり、その勢いは「川の決壊」にも例えられます。
沢天夬は、迷いを決し去り、決断する時のエネルギーを表しています。
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決断に際しての注意点
易経の沢天夬は、決断に際しての注意点を述べています。以下に意訳をしてみます。
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決断には責任とリスクがつきものです。
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決断の際は皆の前で宣言し、正式な手続きを踏むといった、公明正大な態度が必要です。
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自分の裁量の及ぶ範囲から決断を積み重ねていきましょう。
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暴力に訴える解決はいけません。
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迷いを決し去り決断すれば、道が開けます。
川が氾濫して肥沃な大地となる様に、得たものは独占せずに分け与えるべしとも言っています。
自分のためではなく、他者のためとなる決断を重視すべきということだと思います。
ソロモンの審判と「利他の心」
沢天夬の卦から「ソロモンの審判」を思い出しました。
若きソロモン王は、力ずくで子供を奪おうとした母親ではなく、子供を案じて身を引いた母親に子供を与える判決を下しました。
決断に際しては、暴力的な解決は忌むべきものであり、
「利他の心」を判断基準とすべきということを表しているのだと思います。
アウトプットへの決断
私は東洋医学の延長で易経に興味を持ち、独学をしています。
師匠について勉強をしたわけではないため、易経関連のコラムを書くことに不安と葛藤がありました。
易経についての発信をしても良いかを問うたところ、得た卦が「沢天夬」でした。
インプットをアウトプットすべき時期に来ている」
そのように背中を押されたことを覚えています。
まだまだソロモン王のような判決はできませんが、近づきたいと思います。
このコラムが皆さんのお役に立つことを祈ります。

