看護部
看護部 理念
私たち看護部は、病院理念である「信頼される医療・安心できる医療・地域に密着した医療」を第一に考え、患者さま、そのご家族さまに心から満足していただける看護を提供できるよう日々努力をしています。
看護部 基本方針
- 私たちは、患者さまの尊厳を守り安心して療養できる環境を提供します。
- 私たちは、患者さまの立場に立った親切でやさしい看護を心がけます。
- 私たちは。専門職として質の高い看護が提供できるよう自己研鑽に努めます。
看護師配置
看護体制(モジュラーナーシング方式)
7対1看護を基本とし、一般病床26床、地域包括病床8床を看護師・理学療法士・作業療法士が1つのグループとなって、入院から退院までを継続して担当いたします。
スタッフ間で情報を共有し継続的に関わることで、それぞれの患者さまに適した看護の提供が可能となります。
在宅支援
退院後、安心した在宅生活が送れるよう医師・看護師・理学療法士・作業療法士・ソーシャルワーカー・薬剤師・栄養士・居宅介護支援部門が協働し、それぞれの専門性を活かし退院支援に取り組みます。
必要に応じて、退院前訪問や患者さま・ご家族さま・在宅で係る関係者を招いてのカンファレンスも行っています。
また、地域の開業医・施設・公立病院からの受け入れも積極的に行っています。
薬剤部
業務内容
院内調剤
入院患者さんの調剤業務を行っております。
医薬品管理
院内採用薬の発注や納品管理、その他各所に配置されている医薬品の在庫管理を行っています。また、ワクチンなど予防接種薬の購入・出庫なども行っております。
医薬品情報提供
医師、看護師はじめ院内各所からの問い合わせに対して情報提供しています。
各種メンテナンス
医師による処方を支援するために医薬品処方マスタを管理、各種調剤機器の保守管理等も行っております。
リハビリテーション部
リハビリテーションは医師の指示の下でおこないます。当院では「急性期から在宅まで」、患者様個々の特性に合わせた絶え間のないリハビリテーションを提供いたします。
入院時には、早期退院や自宅復帰を目指したリハビリテーションを提供いたします。
退院後は外来でのリハビリテーションを行うことも出来るため、状態に応じ更なる身体機能の向上を図ります。
また、介護保険部門とも密に連携をとり、情報共有や患者様・利用者様にとって安心・安全な生活が出来るようチームで支援を行います。
リハビリテーションの対象疾患
整形外科: 四肢・脊椎等の骨折、神経障害、変形性関節症、肩関節周囲炎等
外科・内科他: 脳血管障害、肺炎後の廃用症候群、高次脳機能障害等
理学療法とは
PT(理学療法士)が寝返る・起き上がる・立ち上がる・歩くなどの基本動作能力の改善に向けた運動療法、物理療法を行うことです。
筋力が弱くなる、関節が硬くなる、痛みがあるなどの動きにくい原因を改善するために機能訓練・動作能力訓練を行ないます。
術前からオリエンテーション・呼吸練習・動作指導などの術前指導を行い、術後は状態に合わせ、離床・予防訓練をすすめています。
作業療法とは
OT(作業療法士)が食事・トイレ・入浴や更衣などの身の回り動作を訓練することです。
一日でも早い家事や仕事への復帰を目指して行います。
退院後、手すりの設置や段差の解消などの自宅改修が必要な場合は、自宅に訪問し、手すりの設置位置などについての家屋評価をし、指導を行っています。
外来リハビリテーション
医師による診察を受け、必要に応じリハビリテーションの指示のもと、リハビリテーションを開始します。当院退院後もリハビリテーションが必要な場合には医師と連携を図りながら継続的なリハビリを行っていきます。
他院より リハビリが必要だと判断された場合においては、当院での医師の診察を受け情報を共有しながら状態に応じてリハビリを行います。
リハビリを通じて、自宅での様子や困っていることなどをうかがい、必要に応じて関係機関と連携を図っていきます。
短時間デイケアセンター
介護保険による病院内でのリハビリテーションです。
行き帰りの送迎(ご自分で通うこともできます)付きで、病院の理学療法士・作業療法士によるリハビリが受けられます。午前・午後の2部制で行っています。
「一日のデイサービスなどは少し長いな」
「病院へ通うことが大変になってきた」
「介護認定を受けているがどうしたらいいかわからない」
「リハビリを集中的に行いたい」
ご要望がある方はご相談ください
などのご要望のある方はリハビリ職員まで問い合わせください。また、体験利用も受け付けております。
利用時間 月~土(日・祝除く)
10:00 ~ 11:30
13:30 ~ 15:00
サービス例(午前)
9:30 | お迎え |
10:00 | 到着・リハビリ開始 ①徒手マッサージ ②物理療法 ③運動療法 ④体操 |
11:30 | 帰宅 |
お問い合わせ
加納渡辺病院
事業所番号:2110104276
TEL:058-272-2129
FAX:058-272-2799
担当:市村・澤田
放射線・検査部
放射線科ではX線を使った「一般撮影」、「CT」、「骨密度測定」、乳房を撮影する「マンモグラフィ」、超音波を利用した「エコー」など、様々な画像診断を伴う検査を担っています。
また、検査時には最適な条件で撮影を行い、放射線被ばくを最小限にするよう心がけています。
検査内容や放射線の事など疑問に感じることがありましたら遠慮なくお尋ねください。
画像検査
一般撮影
一般撮影検査とは目的とする部位にエックス線を当て体内の様子を画像化する検査です。一般的に「レントゲン撮影」と呼ばれる検査です。
体内には骨や臓器、血管、肺、消化管ガスなど様々な構造物がありますが、それぞれエックス線の透過率が異なります。この透過率の違いを利用して、体の中の構造物を画像化します。
当院はフラットパネル(FPD)というシステムで撮影しています。この装置はレントゲンの感度が高く以前のよりも少ないレントゲン量で撮影出来るシステムです。そのため患者さんへやさしい装置になっております。
CT検査
放射線(X線)を使用して、身体の断層像を撮影します。
苦痛は無く、検査時間は10分~30分ほどです。検査により食事を抜いてもらうこともあります。
頭部・胸部・腹部などにくわえ手足の骨折の様子まで詳しくわかり、診断に幅広く利用されています。
超音波(エコー)検査
超音波を利用して、体内の様子をリアルタイムに観察します。
目的部位にゼリーをぬり、プローブという装置をからだに当てながら検査します。
放射線を使用していないため、放射線被ばくの心配はありません。
検査時間は20分~40分ほどです。
腹部・心臓・乳腺・血管・甲状腺・皮膚表面などの診断に幅広く利用されています。
超音波検査は小さい病変(数ミリ程度の胆のうポリープなど)もわかります。必要に応じて他の検査と併用して、より詳細な診断につなげます。
最良な画像の提供を常に心がけて、病気の発見に努めています。
骨密度測定
当院では最新型のDEXA骨密度測定装置(富士フィルムヘルスケア社製ALPHYS LF)を導入しました。
この装置は、微量なX線を使い従来の前腕での骨密度測定装置と比較して、躯幹骨(腰椎・大腿骨)を測定することでより詳しい骨折リスクの評価が出来ます。
検査は仰向けに寝ているだけで、腰椎の測定に約40秒、大腿骨の測定に約20秒で終わります。患者さんへの負担の少ない効率的な検査が可能となります。
検査部門
患者さんから採取された血液・尿・便などの検査を行います。
また、心電図、肺機能、血圧脈波検査などの生理検査も行なっています。
栄養部
献立作成、発注、検収、栄養指導などの業務を行っています。
栄養指導とは
栄養指導とは、 食事や栄養に不安や疑問を抱えている方や、慢性疾患や生活習慣病等で食事療法が必要な入院・通院の患者さん対して、管理栄養士が指導することです。
医師の指示をもとに対象者の悩み・問題・疾患などに合わせ、食事内容や食事量、食材の選定、調理法などの指導を行います。
栄養指導の内容
食習慣・生活スタイルの改善指導
食習慣・生活習慣について悩みを抱える方に対して、現状の聞き取りを行い、課題や問題点を見出して改善指導や改善提案を行います。
調理法や献立の提案
食事療法を実践する方に対して、献立や調理法に関しての提案やアドバイスを行います。実践する方の性格や、実生活に合わせた計画を作成いたします。
わかりやすい指導をこころがけて行なっています。興味のある方は主治医にご相談ください。
- 栄養指導は予約が必要となります。
医療相談(ソーシャルワーカー)
医療ソーシャルワーカーってなぁに?~小さな悩みも、ありのままに相談を~
病気やけがをすると治療だけではなく、医療費・仕事・家族のことなど様々な心配事が生じます。
医療ソーシャルワーカーは病気、けが、高齢者が要介護状態になったなどの場合、その後について誰に相談していいかわからない方に必要な情報提供と援助を行う仕事です。
例えば…こんな仕事をしています。
- 療養中の患者や家族の心理的・社会的問題の解決やその調整への援助
- 患者の退院援助と退院後の生活支援
- 患者と家族が抱える医療費や生活費などの経済的問題の解決、調整援助
- 地域ケア会議などへの参加による地域活動
このように医療ソーシャルワーカーは、そのような患者さんやそのご家族の不安をできるだけ軽減し安心して治療に専念できるようご本人・ご家族と、またそれをチームとして支える医師や看護師等の他の専門職と一緒に話し合いを持ちながら、解決への援助をする社会福祉の専門職です。
入院中の悩みごとや介護認定、退院後の介護サービス利用など、ご相談がある場合は医師、看護師、1階受付にお声をおかけください。
誰でも、どんな小さな悩みでも、お困りのことがあれば医療ソーシャルワーカーがお話をうかがいます。相談内容についての秘密は厳守します。